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遺言には何を書いてもいい?遺言書の法的拘束力とは

遺言6

家族が相続で争わないために遺しておきたい遺言書ですが、何を書いてもいいというわけではありません。
同時に、遺言書に書かれたことを全て実行しなければいけないというわけでもないのです。

例えば父親が「自分の葬式は盛大なパーティーにしてほしい」という遺言書を遺しました。
家族は戸惑ってしまいます。

パーティーする気分ではないし、そんなお金もありません。
だけど、父の最後の希望を叶えてあげなければ。
そのために、父は遺言書を遺したのだから……。

遺族としては、なんとも苦しい戸惑いです。

だけど、遺言書に書かれていることが絶対ではない場合もあるのです。

 

遺言書の法的拘束力

遺言書には、法的に実行しなければならない法的拘束力のあるものと、ないものとがあります。

法的に決められている内容を「遺言事項」といい、大きく4つの事柄に分けられます。

財産に関する事項

相続や遺贈など「お金」に関する事項です。

遺産分割の方法を指定したり、相続人を排除したり、排除を取り消したりもできます。

身分に関する事項

内緒にしていた愛人の子供を、遺言書で認知することができます。
認知された子供にも、相続権が発生します。

未成年者の後見人、または後見監督人を指定できます。

遺言執行に関する事項

遺言執行者の指定ができます。
遺言執行者とは、遺言書に書かれている事柄を、相続人の代理として執行したり手続きをしたりする人です。

その他の事項

お墓や仏壇などを継承する人を指定できます。
生命保険の受取人を指定したり、変更したりもできます。

遺言書の内容を変更したい時や撤回したい時には、新たな遺言書を作成して、変更・撤回をします。

 

伝えたいことは付言事項で!

上記の内容は、法的に守らなければいけません。
ですが、それ以外にどうしても伝えたいことがある場合は、遺言書の最後「付言事項」に、気持ちを書き加えます。

「葬式を盛大なパーティーにしてほしい」という希望は、法的拘束力はありませんが「付言事項」に書きます。
「付言事項」に書く事柄は自由なのです。

ですが、ここに遺族を戸惑わせる内容を書くのは、はやりおすすめできません。

父の最後の希望を叶えてあげたい。
でもお金がない。

そんな風に苦悩させてしまうのでは、せっかくの遺言書も仇になってしまいます。

家族を想い、家族が困らないための「遺言書」でありたいものですね。

 

「遺言には何を書いてもいい?遺言書の法的拘束力とは」のまとめ

遺言書にはルールがあり、それが守られていないと、きちんと効果を発揮できません。

不安な時は、相続の専門家(行政書士や弁護士。司法書士など)に相談しながら作成すると、お金はかかりますが、確実で安心できると思います。

遺言書は大切な人への最後のメッセージです。

同時に、最後の愛情であるとわたしは思うのです。

配慮の行き届いた、確実で誠実な遺言書を遺したいものですね。



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