終活は一人でしないで!終活詐欺にご注意!

終活は、自分らしく生き、自分らしく死ぬために準備をすることです。
遺族の負担を減らすために、できる限りの対策をしておきたいと、願いながら楽しみながら行うことを、わたしはおすすめしています。
ですが、終活が世の中に受け入れられるようになると、それをビジネスにしようという動きも出てきています。
残念ながら、付け入るスキを狙った悪徳商売も耳にするようになってきました。
今のお年寄りは、オレオレ詐欺のようにとかく狙われやすいのです。
家族のため、自分のための終活が、トラブルになってしまわないように、注意をしてください。
一人でやってはいけない終活
エンディングノートは、自分の想いや情報を整理しておくために作成します。
判断能力がなくなった場合や、万が一の時は、家族を支えてくれる役割もあります。
自分の意思表示ですから一人で準備することが可能です。
ですが、お金が絡んでくるような事柄は、一人で決めないようにしましょう。
悪徳葬儀社
自分らしい葬儀のために、生前に葬儀社と契約する方もいます。
家族葬などの簡素な葬儀プランを契約したはずが、遺族が高額な葬儀料を請求されたという事例があったそうです。
葬儀プランと、全体的に必要な金額とが違う場合もあるので、しっかり確認しておきましょう。
その際は、自分だけで契約するのではなく、家族と一緒に話し合うことも必要です。
また、事前に支払いをしていて、いざ葬儀という時にその会社がなくなっていたなんてことも、あるかもしれません。
たとえ大手の葬儀社であっても、リスクは考えておいた方がいいでしょう。
お墓のトラブル
お墓を購入したのに入れない!
そんな事例もあります。
当事者が認知症になってしまって、購入したはずのお墓がどこにあるのか家族に知らされていなかった場合です。
または業者が破綻して、事前契約が意味のないものになってしまった事例もあります。
中には、会員から募ったお金を横領したという悪徳業者もいるそうです。
また、年間のお墓の管理費が高額で、遺族が慌てることもあります。
せっかく家族のためにと事前準備をしたお墓が、家族の負担になってしまっては大変です。
一人で決めず、家族と相談しながら契約をしてください。
「終活は一人でしないで!終活詐欺にご注意!」のまとめ
終活詐欺に遭わないために守っていただきたいのは、
・一人で決めない
・商品やプランを受け取る前にお金を払わない
・必ず契約書や見積をとる
です。
相続や葬儀、お墓関係等、大きな金額が必要な契約は、必ず家族と話し合ってから決めましょう。
相談する家族がいない場合は、信頼できる親戚や友人と相談してください。
終活は、家族や周りに迷惑をかけたくないと考えがちですが、大切なのは、自分の意思や想いを周囲に知らせておくことです。
おひとりさまの場合は、死後を安心して託せる人を見つけておきましょう。
高齢になればなるほど、詐欺に狙われやすかったり、判断力が鈍くなったり、相談する人が少なかったりします。
やはり終活は、早めに始めておきたいですね。
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