終活のラスボスはお墓!自分らしいお墓を選ぼう!

TV番組「しくじり先生」の中田塾で「終活」を取り上げた時、お墓の問題は終活のラスボスだと言っていました。
それだけ問題が多くて、面倒なのかもしれません。
わたしの実家には、墓地はありましたがまだ墓石がありませんでした。
母が亡くなってから墓石を造ったのですが、とにかく早く母を安置させてあげなけれという想いがありましたし、納骨までの時間に追われている状況でした。
葬儀が終わってまだ精神的にも疲れていた頃です。
華やかだった母にふさわしいお墓にしようと張りきった結果、ちょっと珍しいピンクのお墓が出来上がったのです。
ピンクと言っても鮮やかなドピンクではありませんよ?
でも、グレーの墓石の並ぶ墓地の中では、かなり目立つ存在です。
「母さんよろこんでくれるかな」と、ノリノリだった父がふと呟いたのです。
「そう言えば、わしもここに入るんだよな……」と。
母に喜んでもらいたいとばかり考えていましたが、父は「ちょっと失敗した……」と、思っているようです。
母が喜んでいるかどうかもわからないのですけど。
どんなお墓に入りたいか、どのように供養してもらいたいかを、生前から考えておくと、自分も家族も助かるのかもしれませんね。
見出し
自分にふさわしい埋葬方法を選ぶ
お墓の継承問題や、遠方での墓参困難の問題など色々ありますが、まずはどんな種類の埋葬方法があるのかを見ていきたいと思います。
家墓
先祖代々からのお墓です。
「○○家」や「○○家先祖代々」とかが、墓石に刻まれていますね。
個人墓
個人で入るお墓です。
身よりのない方や、夫婦で別のお墓に入るような時に、新たに造るお墓です。
両家墓
二家族を一つにまとめたお墓です。
墓を引く継ぐ人がいなかったり、一人っ子同士の夫婦などが両家の墓を並べたりして合祀します。
永代供養
霊園や寺院が供養・管理をしてくれるお墓です。
「永代」とはいえ、17回忌までとか33回忌までとかの期間が決まっています。
納骨堂
屋内施設に多数の遺骨を納めるお墓です。
墓石を造らない、遺骨のロッカーのようなものです。
樹木葬
木などの植物を墓標にするお墓です。
一人に1本の樹木の場合と、合同で埋葬する場合とがあります。
散骨
海や山林に遺骨を撒きます。
どこでも自由に撒くことはできないので、海洋散骨がポピュラーです。
0葬
火葬した後の遺骨を引き取らない方法です。
遺骨は火葬場が処理しますが、寺院などで埋葬されているようです。
その他に、跡継ぎのいない夫婦だけで入る夫婦墓や、共同墓などもあります。
お墓の種類だけで、こんなにたくさんあるんですね。
何かピンとくるものがありましたか?
お墓は終活の中で一番の問題
まずは自分の入るお墓があるのかないのか、自分でお墓を造らなければいけないのか、またはお墓を造るのか造らないのかを考えなければいけません。
代々続くお墓を継承していく方もいるでしょう。
実家や遠い故郷にあるお墓をどうすればいいのかも、頭の痛い問題です。
それらを踏まえて、自分のお墓は誰が管理してくれるのか、その費用や負担も考えておきましょう。
終活の一環としてのお墓の問題は、思う以上に複雑です。
自分の死後、家族が困らないように、しっかり向き合う必要がありそうですね。
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