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相続の準備は生前から!将来のために知っておきたいこと!

相続4

近年、相続を巡る争いは、家庭裁判所がパンクしそうなほど増えてきています。

わからないからと放っておくと、いざ相続が発生した時に大慌てをしたり、損をしたり、家族間に溝ができてしまうこともあります。
そんな相続に関わる諍いを避けるためにも、自分や親の相続を知り、事前に準備をすることはとても大切になってきます。

前回のブログでは、誰がどの財産をどのような割合で引き継ぐのかという、相続の基本のお話をしました。
今回は、将来の相続にむけての準備を、具体的にみていきたいと思います。

 

相続の前に準備しておくこと

相続の事前準備のポイントは2つあります。

・相続人を確認すること
・相続財産を調べること

相続について考えるとき、まずはこの2つを最初に考えます。

相続人の確認

まずは家系図を書いてみます。

知っている範囲で書くのではなく、確認するために必要な戸籍謄本類をすべて取り寄せ、正確に家族関係を調べることが大切です。
この戸籍謄本類は、相続が発生した時にも使えるので、大切に保管しておいてください。

家族・親族の関係を調べたものを、誰が見てもわかるような家系図にすることで、相続人がはっきりします。
また、相続人が先に亡くなった場合は次の相続人が誰になるのかも知ることができます。

このような、法定相続人になる予定の人を「推定相続人」といいます。

相続財産を調べる

所有財産全てをリストアップします。
財産リストには、その価値や金額も書いておきます。

不動産や宝石・美術品といったものもきちんと把握し、おおよその金額を書いておくといいでしょう。
また、財産に関わる書類や、財産の保管場所も一緒に書いておきます。

借入金や債務保証などのマイナス要素も相続対象なので、忘れずに記しておいてください。

 

遺言書を書こう

財産リストを作成したら、誰に何を相続させたいかを考えてみます。

自分が亡くなった後に、相続争いが懸念されるような時や、相続配分について思うところがあるような時には、相続対策としての遺言書が大変有効です。

自分の希望に沿った財産配分をする

例えば、子供のいない夫婦の場合、相続人は配偶者と、亡くなった人の兄弟姉妹になることがあります。
配偶者に全財産を相続させたいと考えた場合の遺言書は大変助かると思います。

また、自分の面倒をよく見てくれた長女の方に、財産を多めに渡したいなどの希望を叶えることができます。

相続人の中に、認知症や知的障害などで遺産分割協議に参加できない人がいる場合も、遺言書をのこすことで、その人たちへの権利を守れます。

相続人以外に財産を渡したい

遺言書で希望すれば、法定相続人以外の、お世話になった人、もしくは団体などにも財産を贈ることができます。

相続手続きの負担を軽くする

遺言書があると、遺産分割協議の必要がなくなります。
相続の手続きが早くできるため、遺族の負担は大幅に軽減されます。

また相続税の面でみても、期限内に申告する必要があるものへの対処が速やかに行えます。

遺言書を用意する場合の注意点

自筆遺言書については、これまで全て自筆でなければいけなかったものが、財産目録だけはワープロなども認めるというような法整備が進められようとしています。
遺言書に対するハードルも、これからは下がってくるかもしれません。

ですが、誰が見るかわからないものですので、悪口や誹謗などは書かないようにしてくださいね。

また、自分が希望する分け方を指示することができますが、法律で保障されている遺留分についても配慮が必要です。

いずれにしろ、間違いなく有効な遺言書作成のためには、司法書士や行政書士などの専門家にサポートをしてもらうのもいいでしょう。

 

相続対策

相続で、遺族が困ることは、
・相続人同士の争い
・手続きの難しさ
・相続税資金の不足
この3つがあげられます。

それぞれに、どのような対策があるのかをみていきます。

争いを避ける

相続人同士の争いを避けるために最も適切な対策は、遺産の分け方に関してどのような希望があるのか、その理由や想いを、相続人に納得してもらうことです。

遺言書やエンディングノートなどに、どうしてこのような分け方をしたのかという理由や想い、または不満を持つだろう人へのねぎらいや感謝の言葉を記すことで、争う気持ちを癒してあげることも大切です。

できれば生前に、自分の考えを相続人に伝えてください。
家族間で相続について話し合うことも、争いを避けるための大切な「終活」になります。

また、トラブルになりやすい不動産についても、共有名義を避けたり、現金化して分けやすい形にするなどの対策も必要です。

争いが長引いたために、相続税を軽減するための特例制度が利用できなくなったりすることもあります。

相続争いを避ける対策は、とても重要なのです。

手続きの負担を軽くする

相続の手続きはとても面倒で時間もかかります。
諸手続きに関する情報が、わかりやすく残されていると、その煩雑さが軽減されるでしょう。

上記のように、相続人の確認、財産のリストアップは大変役に立ちます。

また、遺言書は遺産分割協議の手間を省きます。
遺言書の執行者が決められていると、遺産分割の手続きはさらにスムーズです。

税金対策

相続税の関係で一番困るのは、不動産などの現金化しにくい財産が多い場合に、納税資金が準備できないことが挙げられます。
あらかじめ、不動産を処分して現金化したり、生命保険で相続人を受取人にして現金を受け取れるようにするなどの対策が必要です。

また、税金そのものを減らすために、非課税制度を使っての財産贈与や、財産評価額を下げる方法などがあります。

これらはまた、次の機会に詳しくみていきますね。

 

「相続の準備は生前から!将来のために知っておきたいこと!」のまとめ

終活を進める中で、相続が気がかりだという人は多いと思います。
ですが、何をどうすればいいのか、何から始めたらいいのかわからない人が多いのも事実。

まずは「相続人」の確認、次に「財産のリストアップ」。
ここから始めてみてください。
これだけでも、十分に時間がかかります。

このように「終活」は元気なうちにとりかからなければいけないのだと、改めて感じます。
そして、財産だけでなく、自分の想いも引き継いでいくことこそが、大切な相続なのだと気づくと思うのです。

面倒がらずに、一つ一つクリアしていきましょうね!

 

 

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