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延命治療を拒否したら苦しむ?気になる人間の最後の状態!

尊厳死3

前回の記事で、苦しみを長引かせるだけの延命治療はしたくないというお話をしました。

でも、延命治療をしなかったら、その人は苦しむんじゃないのだろうか?
食事もできないのなら、飢えて辛くないのだろうか?

そんな心配をされる人もいると思います。
実はわたしも、その点が気になっていました。

自然死と言えば聞こえはいいけれど、実際のところ人間の感覚としてはどうなのか。
何も処置をしないというのは、放置ではないのか。

医療現場では「長く苦しませるだけの治療はさせたくない」という意見と「何もしないでこのまま餓死させるのはかわいそうだ」と言った、家族の意見の食い違いでトラブルになることもあるようです。

延命治療を拒否した場合、人はどのような感覚で最後を迎えるのかを、調べてみました。

 

食べられなくなった時に体の中で起こっていること

口からものが食べられなくなった時、あなたはどうされたいですか?

食べられないということは、体が衰弱していたり、認知症で食事を認識できないような時でしょう。
そうなった時に延命治療を拒否して枯れていくように最後を迎えるのか、意識がないまま胃ろうや点滴で延命していくのか。

決断をしなければいけないのは、本人ではなく家族です。
家族がどのように決断しても後悔しないように、自分の最後を想像しておきたいものです。

飢えの苦しみはあるの?

お腹がすいて苦しくて、飢えて栄養失調で死んでいくのが餓死です。
健康体での餓死はとても苦しい死に方の一つだそうです。
(どのように死んでいくのかまで調べてしまいましたが、あまりにもむごいので省略しますね)

ですが、終末期になると胃腸の働きも弱り、人は食べ物を受け付けなくなります。
また認知症が進行した場合、脳が喉や口の動きをコントロールできず、飲みこめなかったり咽たりします。

これは、体がもう食べ物を必要としなくなったサイン。

喉の渇きを訴えることもありますが、水を含ませた綿などで湿らせるだけで、乾きは満たされます。
点滴では、喉の渇きは癒えないのです。

このような状態になった体には、脳内麻薬であるβエンドルフィンやケトン体が増えます。
これらは鎮痛・鎮静作用のある体内性モルヒネで、多幸感を味わうと言われています。

一方で、体の機能や細胞が劣化しているにもかかわらず、胃ろうや点滴などで延命をはかると、吸収されない水分が痰となって気道を塞ぎ、嘔吐やむくみにもなります。
この痰の吸引は、拷問のような苦しみだとは、見守る家族がよくわかっていることだと思うのです。

緩和治療という選択

欧米諸国では、終末期の高齢者に、胃ろうや点滴などの延命処置は非倫理的であり虐待であるとの考え方が一般的です。
日本では、一日でも長く生きてほしいという残される家族の思いや、目の前の命を救いたいという医療従事者の使命感ばかりが優先されています。

そこに患者の意思はありません。

患者の尊厳やQOL(生活の質)を考えた時、延命至上主義は本当に望まれるものなのかとの認識が、日本でも広まりつつある昨今。
穏やかな死を迎えるための在宅医療や緩和治療の充実を望むという意思と、その体制についても、終活できちんと知っておくべきなのかもしれません。

自宅で看取るということ

よく、病院ではなく自宅て死亡した場合、不審死と思われて警察が来るといった話を聞きます。
あるいは、死亡して24時間以内に診察を受けなければ、警察沙汰になるという話もあります。
ですがこれは間違いです。

在宅医療で、訪問医療が続けられていれば、訪問医はきちんと死亡診断書を書いてくれます。

在宅医や訪問診療をしてくれる診療所を、元気なうちに把握して、家族と話し合っておくのも大切な終活ですね。

 

「延命治療を拒否したら苦しむ?気になる人間の最後の状態!」のまとめ

70年くらい前までは、自宅で老人が死ぬのは当たり前の光景でした。
それらの多くは「大往生」と称えられていたのです。

いつの間に人は、病院で管に繋がれて延命されながら死んでいくようになったのでしょうか?

死は当たり前のことなのに。

わたしは母を自宅で看取りました。
延命処置は何もなく、呼吸が弱くなっていく様子を、ただただ見守るだけの看取りでした。

萎んでいく母を見るのは辛かったのですが、最後の時に痛みも苦しみも不安もなかったのだとしたら、とても幸せな死に方だったのかもしれません。
そう思うと、癒されたような気持ちになります。

わたしも母のように逝きたいと、願いながらまた、終活を進めようと思うのです。



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