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損をしないために知っておきたい、お葬式豆知識

お葬式1

死後の手続きは目が回るような煩雑さです。
また、メインとも言える葬儀は、準備期間も心構えもないうちに、バタバタと執り行われることがほとんどです。

そして、疲弊している遺族は、葬儀社の言いなりになってしまうことも、少なくありません。

葬儀に関わるちょっとした豆知識で、後悔しない「お葬式」にしましょう。

 

お葬式って?

「お葬式」という言葉は「葬儀」の「葬」と「告別式」の「式」を合わせた言葉だと知ってましたか?
そもそも「葬義」と「告別式」は別物だったのを、忙しい現代人は一緒に済ませてしまうようになったのです。

そんな「お葬式」の基本をみていきますね。

葬儀とは

「葬義」とは、死者を弔いあの世へ送りだす「儀式」です。
僧侶が読経し、焼香をして、死者が成仏するように祈ります。

故人の親族や近親者など、親しい人たちで死者をあの世へ送りだす儀式が「葬義」です。

告別式

一方「告別式」は、友人・知人などが最後のお別れをする儀式です。

葬儀と告別式を一緒に行う「お葬式」が一般的になってきていますが、最近は「葬儀」を「密葬」で行い、「告別式」や「お別れの会」を、別の日に設けることも多くなってきています。

火葬

日本では遺体の処理として、ほぼ100%が「火葬」です。

「火葬」は、死後24時間を経過した後で行わなければいけません。
これは、医療技術が未熟だった頃の名残で、死亡宣告後に実は生きていたということがあったからです。

通夜

本来の「通夜」は、弔問に訪れる友人・知人が、親族とともに別れを惜しむ場でした。
夜通し行われる儀式なので「通夜」と呼ばれるようになったのです。

近年いつの間にか、告別式に出席できない人のお別れの場になりました。
また、夜通し行われることも少なくなり、今は夜6時くらいから1~2時間ほどの「半通夜」が行われています。
仕事などの都合で、日中の告別式に参列できない人たちのためのような認識が広まっています。

宗教

日本のお葬式の9割は仏式です。
他に神式、キリスト教式などがあります。

同じ仏教でも宗派によって特徴があるように、葬儀でもその特徴があり、儀式の内容も大きく違う場合があります。
家の宗教は何なのか、どの宗派でどういう特徴があるのかを家族に伝え、話し合うことも大切ですね。

 

お葬式全般の費用について

お葬式の費用には「葬儀費用」「参列者への費用」「宗教の費用」の、主に3つにわかれます。

どういう費用かを知ったうえで、見積をとるなどの比較検討も必要です。

葬儀費用

祭壇・棺・運営費など、葬儀一式にかかる費用は葬儀社へ払います。

その他に、火葬料・車両代・式場代・心づけなども必要です。

参列者への費用

通夜や初七日などの飲食費や、返礼品費用がかかります。

会葬者の人数や嗜好によって、費用は変わってきますが、一般葬と家族葬での飲食費用については、あまり差はないようです。

宗教の費用

宗派によって、かかる費用は違ってきます。
目安としてのアンケート調査では68.4万円でした。

読経料や戒名、お布施などは、寺社の格などによって大きく異なります。
親戚などに、どれくらいの費用がかかったかを聞いておくといいでしょう。

もちろん無宗教のお葬式であれば、宗教用の費用はかかりません。

祭壇の種類

祭壇には「白木祭壇」と「花祭壇」の二つの種類に分けられます。

白木祭壇は昔からある伝統的な祭壇です。
白木で作った輿(こし)に棺を入れて墓地まで運んだ「野辺送り」が形を変えたもののようです。
白木祭壇は手入れに費用がかかるために高額になることがあります。

花祭壇は、近年になって好まれるようになりました。
家族葬であれば供花も少ないために、花で飾られた祭壇にして故人を送りだします。
高額なイメージがありますが、季節の花をあしらうなど、工夫次第で費用を抑えられます。

白木祭壇に飾られる花は、親族などからの供花です。
供花が少ない場合は別途「花代」がかかるので気を付けてください。

花に囲まれた祭壇を希望する場合は、始めから花祭壇を選ぶといいでしょう。
白木祭壇の凛とした風格は、厳かな葬儀を望む場合におすすめです。

 

湯灌とエンバーミング

遺体を扱う作業に「湯灌(ゆかん)」と「エンバーミング」という技術があります。
それぞれに「湯灌師」「エンバーマー」という資格を持った人が施すことができる技術ですが、「湯灌」と「エンバーミング」は全く別のサービスです。

葬儀社から必要かどうかを尋ねられた時に正しい判断ができるようにしておきましょう。

湯灌

亡くなった人の体を、納棺する前に清め、衣装を整えたり、死に化粧を施すことを「湯灌」といいます。
死後、腐敗が進む遺体を保護するための処置です。
また、現世での苦しみや悩みを洗い流し、成仏しますようにという宗教上の理由もあります。

病院で亡くなった場合は、看護師によってエンゼルケアという、遺体を身ぎれいにする処置がされているので、わざわざ湯灌をする必要はないかもしれません。

宗教上の儀式を重要視される場合は「湯灌師」がこれを行います。
入浴させて清める場合と、清拭(せいしき)とで費用が違ってきます。

エンバーミング

遺体を長期間保つために、殺菌や防腐処置をすることを「エンバーミング」といいます。
また、事故などで体が損傷してるところを修復したり、病気でやつれてしまった顔の表情を整えたりして、できるだけ綺麗な状態を保ちます。

土葬が行われる欧米諸国では一般的な技術です。
日本では最近になって、取り入れる葬儀社が増えてきました。
ですが、ほとんど火葬される日本では、遺体の長期保存はあまり必要ではありません。

「眠っているように美しく」などの希望があれば、エンバーマーという資格者に施術をしてもらいます。
エンバーマーは、医学・生理学などの知識を必要とするので、日本ではまた発展途上のようです。

湯灌とエンバーミングはまったく違うものです。
葬儀社によっては、エンゼルケアや湯灌などをエンバーミングとして費用を上乗せする場合があるので、注意しましょう。

 

「損をしないために知っておきたい、お葬式豆知識」のまとめ

死後の手続きの中で一番大変なのが「お葬式」です。

遺体を運ぶ手配から葬儀に至るまでを、遺族は混乱しながら進めていかなければいけません。
大切な人を失って悲しんでいる最中に、数ある葬儀社から希望に見合うところを選ばなければならない負担は大きく、ついつい言いなりになってしまうのが実情です。

悔いなく故人を送り出すためにも、また自分らしい「お葬式」のためにも、生前から準備をし、知識を得ておきたいものです。

最近は、見学などを快く受け入れてくれる葬儀社も多くなりました。
見積もりなどの比較検討をし、自分の希望をエンディングノートに書いたり、家族と話し合ったりしておきましょう。

 

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