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お墓の引越し!まず何をする?いくらかかる?

お墓の引越し1

終活セミナーなどで、今もっとも関心が高いのは「お墓の引越し」についてなんだそうです。
高度成長期に地方から都会へ就職した人達が、丁度お墓の問題に直面しているからなんですね。

遠い故郷には、今はもう両親もなく、親しい人達も少なく、お墓参りに行こうにも、体力的にも経済的にも厳しくなっていくばかり。
もっと歳をとって、さらに動きにくくなる前に、お墓を近くに移したい。
もしくは墓じまいをしたいと考える人が増えてきているのです。

だけど、まず何をすればいいのか、どこへ連絡すればいいのか、いったいいくらかかるのかと、わからないことだらけ。

今回は、お墓の引越しについて調べてみました。

 

お墓の引越しの手順

お墓の引越しのことを「改装」といいます。

この改装には、今あるお墓と、引越し先の新しいお墓との両方で手続きをします。
準備にはとても時間がかかるので、気になっている方は早めにとりかかりましょう。

親族と相談をする

まずは親族と話し合うことが先決です。

故郷にいる親戚たちの祖先が、埋葬されていることもあります。
お墓を移す理由をわかってもらい、了解を得ることが、お墓の引越しのスタートです。

お寺の住職に了解してもらう

寺院墓地の場合は、お寺の住職にお墓を移すことを話し、理解をしてもらうことが大事になってきます。
檀家を辞める「離檀料」についても話し合わなければいけません。
この離檀料はトラブルになる場合もあるので、慎重に話し合いましょう。

また、民間の霊園などでは、管理者に相談をします。

お世話になった感謝をしっかりと伝えることが、後々のトラブル回避に繋がります。

引越しパターンを決める

お墓の引越しには、4つのパターンがあります。
引越し先を選ぶ基準にもなるので、まずどのパターンで引越すかを決めます。

石碑と遺骨の全てを移す場合

移動にかかる作業費が発生します。
また、引越し先に石碑の持ち込みが可能かどうか、寸法が合うかどうかを考えなければいけません。

遺骨のみを移動する場合

一般的な改装で、石碑を新しくします。
石碑を処理する費用が必要になりますが、費用は低めです。

遺骨の一部のみを移動する場合

石碑はそのまま墓地に残し、特定の遺骨だけを移動します。
墓地管理者に「分骨証明」を発行してもらいます。

石碑のみを移動する場合

まだ新しく、納骨をしていないお墓の場合がこれにあたります。

新しいお墓を探す

引越しのパターンに見合った墓地を探します。
移転先が決まったら、墓地の管理者から「墓地使用許可証」または「受け入れ証明書」を発行してもらいます。

通常、お墓の工事には3ヵ月くらいかかることも念頭に入れておきましょう。

行政手続き

○現在の墓地管理者から「埋蔵(埋葬)証明書」を発行してもらいます。
この証明書は「改装許可申請書」と一緒になっていることがあります。

○現在の墓地がある市町村の自治体へ「改装許可申請書」を提出します。
添付書類として「埋蔵(埋葬)許可証明書」と、移転先でもらった「墓地使用許可証」または「受け入れ許可証」を付けます。

○「改装許可申請書」が通ったら、「改装許可証」を受け取ります。
この「改装許可証」は原則、遺骨一体につき1枚です。

遺骨を取り出す

現在のお墓から遺骨を取り出す時は、「閉眼供養」または「御魂抜き」などの供養をしてもらいます。
古いお墓ですと、遺骨がすでに土に還っているいることがあります。
その場合は、お墓の下にある土を少し取って、移転先へ持って行きます。

墓地を返還する

現在の石碑を全て撤去し、墓地を更地にして返還します。
墓地によっては、管理者の立ち合いが必要な場合があるので、確認しておきます。

遺骨の移動

骨壺が割れたり倒れたりしないように、移送には十分注意しましょう。
宅配にする場合は、ゆうパックでのみ移送委託が可能です。

お墓が未完成の時は、自宅で保管するほか石材店で預かってくれることもあります。

新しいお墓に納骨する

お寺に依頼して「開眼法要」または「御魂入れ」の儀式をします。
この儀式によって、単なる石であった石碑がお墓としての意味を持ち、墓参りなどができるようになります。

墓地管理者に「改装許可証」を提出することも忘れないようにしましょう。

 

お墓の引越しにかかる費用

お墓の引越しには、大まかに二つの費用を考えなければいけません。

一つは「現在の墓地で必要になる費用」

もう一つは「新しい墓地で必要になる費用」です。

業界を通した値段設定や項目は決まっていませんので、だいたいの目安だと思ってくださいね。

現在の墓地で必要になる費用

撤去費

お墓の規模や敷地の広さなどによって違いますが、総じて20万円前後です。

離檀料

檀家を抜けるためのお布施で、0~10万円くらいです。
石材店で、地域の相場などを教えてくれる場合もあります。

魂抜きの費用

地域によって差がありますが、だいたい数千円です。

事務手続きのための費用

書類のための費用は、数千円以下です。

石碑運搬料

石碑も一緒に移動する場合は、5万~10万の運搬費用がかかります。

新しい墓地で必要になる費用

墓地の永代使用料

立地条件や広さによって違いますが、数万円から、場所によっては数千万もするところもあります。

墓地管理料

墓地を使用している間は必要になる年会費のようなもので、数千円~数万円かかります。

墓地建立費

新しく石碑を建てる場合は、約15万円~数千万円以上と幅があります。
運搬料はかかりますが、現在の石碑ごと引越す方が低予算でしょう。

魂入れの費用

地域によって差がありますが、数千円くらいです。

事務手続きのための費用

書類のための費用は数千円以下です。

お墓の引越しの総額は?

墓地の価格や石碑の大きさなどによって、お墓の引越しの総額は大きく異なります。

全国平均は、総額200万円~300万円。
現在の石碑を再利用するなどで、50万円程度に納めることも可能です。

墓じまいの場合は?

墓じまいとは、お墓にある遺骨を全て取り出して、お墓をなくしてしまうことです。

基本的な手順は、お墓の引越しと同じで、取り出した遺骨は永代供養墓に納めます。

 

「お墓の引越し!まず何をする?いくらかかる?」のまとめ

お墓の引越しは、行政の手続きが必要であったり、お寺や親族たちとの話し合いや調整、またお墓を造り直すために石材店と打ち合わせたりと、かなりの時間と労力が必要になります。

ですが、そのまま放置するというのも気がかりですよね。

大変な作業ですが、必要性を感じている方は、是非終活の一環として、元気なうちに取りかかってみてはどうでしょうか。

お墓の引越し作業を通して、もう一度祖先と向き合うことも、大きな功徳になると思います。

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