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お墓の多様化時代到来!最新お墓の風景

お墓2

昨今、お墓に対する意識が、急激に変化しているようです。

先祖代々からあるお墓に入りたいという人は4割程度。
自分のお墓が、この先供養する人も途絶え、いずれは無縁仏になるだろうと予測している人は、半数にも登ります。

それは、伝統的なお墓を維持するのが難しい時代になってしまったということ。
そんな時代だからこその、お墓の多様化がものすごい勢いで進んでいます。

お墓はいらないという人。
今の家族や夫婦だけで入りたいという人。
血縁関係がなくても、仲のいい人と一緒に入りたいという人まで。

「家」や「先祖代々」という言葉が、強い意味を持たなくなったのでしょう。
継承者のいないお墓に入るより、散骨や樹木葬、合同葬を選択する人達が増えてきているのです。

一昔前には考えられなかった最新のお墓の風景をご紹介します。

 

新しいタイプのお墓と、伝統的な供養の心

家族構成の変化、供養に対する意識、死生観まで、ライフスタイルの変化はあらゆる価値観の多様化を産みだしました。
人生のしめくくりも、自分らしさを求めるようになり、それが「終活」という形になって受け入れられています。

そして選択肢が増えた分、迷いも多くなったように思います。

お墓に手を合わせる供養の心と、新しいタイプのお墓を、わたしたちはどのように考えていくべきなのでしょうか。

散骨

1980年代後半に、石原裕次郎さんが遺骨を海に撒こうとして許可が出ず、断念するというニュースがありました。
その後の「墓地に関する世論調査」で、5人に一人は散骨容認という意識が明らかになったのです。

その後「葬送の自由をすすめる会」が発足し、会員数は現在約9000人。
これまでに3400人の自然葬が行われたそうです。

島根県隠岐諸島にある無人島に、日本で唯一「散骨島」として、散骨のために利用されている場所があります。
国立公園内の「カズラ島」です。

亡くなったら自然の中で静かに眠りたいと考える人達が、頻繁に見学などに訪れているそうです。

散骨をしてしまうと、手元に何も残らないので、遺族がどこへ手を合わせて故人を偲べばいいのかと、戸惑うことも。
家族との話合いをしっかりして決める必要がありそうです。

手元供養

弔いの意識の多様化が、故人の遺骨や遺灰の一部をアクセサリーなどにして身につけるという、新しい供養の形を作り上げました。
「手元供養」という言葉は、2005年くらいからです。

墓が遠方で供養や管理ができない。
墓も仏壇も身近にない。
嫁ぎ先で、実父母を供養したい。
といった問題に対する、新しい提案です。

アクセサリー以外にもオブジェやプレートにして、リビングに飾るという方法も。
しきたりに囚われず、故人をいつも身近に感じることで、気持ちが安らいだり癒されたりといった声が聞かれます。

樹木葬

樹木葬が誕生したのは1999年、茨城県の知勝院というお寺からでした。
その頃は、それほど注目されなかったのが、2012年に小平霊園が「樹林墓地」をつくったところ、今では平均倍率16.3倍という人気ぶりです。

自然にかえりたい、値段が安い、生前予約ができる。
これらが人気を呼んでいるようですね。

予約した人は、生前から、自分が埋められる木の成長を眺めるという楽しみ(?)もあります。

ハイテク墓

これはお墓の最先端です。

2009年、東京巣鴨の功徳院に「電脳墓・飛天」と名付けられた墓が誕生しました。
パソコンにIDとパスワードを入力すれば、故人の戒名、没年月日、生前の写真、故人からのメッセージがブラウザに現れます。
現地での墓参りの時にも境内で見ることができます。

また、IDカードをかざすと、安置場所から遺骨が自動で運ばれてくるというシステムの墓もあるそうです。

皇室にゆかりのある京都の雲龍院にも、コンピューター制御の可動収納型墓苑があります。
お値段は88万から。
年間13000円の管理費と会費を払えば、手の届くお値段で、伝統あるお寺で眠ることができるのです。

お墓の多様化時代到来!最新お墓の風景まとめ

大きな変化を遂げていく日本の葬送文化。
これを良い意味でとらえれば、墓地不足や継承者不在の問題を解決できる方法には違いありません。

ですが、故人を弔うといった意識が、これからどんどん薄れていくのではないかという、寂しさも感じます。
「人は死んだらそれで終わり」では、供養の心はすたれていくでしょう。

ご先祖様とのつながりや絆から、「ありがたい」という気持ちや「思いやり」も生まれてくると思うのです。
葬送の多様化は仕方のないことだとは言え、ご先祖様に手を合わせ、今生きている喜びを感じることも大切にしたいなぁと、しんみりしてしまいます。



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