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法要の不思議!四十九日は裁きの日!?

法要1

人が亡くなると、悲しむ暇もなく様々な行事に忙殺されます。
あまりにも色々あるので、一つ一つの意味すら考えようともしませんでした。

ふと、あの忙しかった日々にはどういう意味があったのだろうかと、今さら気になってしまったのです。

調べてみると、法要の必要性や、やってはいけないことなど、驚きの意味が見えてきたので紹介しますね。

 

四十九日は最重要日!

通夜から始まって、葬儀があり、初七日があって四十九日法要があって、やっとひと段落。
その「やっと忙しさから解放されて、ゆっくり故人と向き合う目安が四十九日」というイメージだったんです。

ところが、この四十九日は、故人にとっては、天国へいくか地獄へいくかの分かれ目という、結構大変な日でした。

法事と法要の違いって?

まずは基本的な「法要」についてみてみましょう。

わたしたちはよく「法事がある」といいますが、「法要」とは何が違いがあるのでしょうか?

「法要」とは、お坊さんにお経をあげてもらって供養することで「追善供養」ともいいます。
故人を偲びながら読経を捧げ、冥福を祈ります。

「法事」とは、法要の後の食事を含めた一連の行事です。
「初七日」や「四十九日」「一周忌」といった節目に、読経による法要と、法要後のお食事会(お斎)のワンセットが「法事」になります。

初七日

亡くなった日を含めた七日目に行うのが「初七日」です。
この日は、故人が三途の川に到着する日だそうです。

川の流れは激流だったり暖流だったりしています。
その川を、少しでも楽に渡れるようにと、読経による法要で祈りを捧げるのです。

三途の川をスムーズに渡れるかどうかは故人の善行に左右されるので、「追善供養」で善行を追加してあげよう!という日です。

いわば、あの世へ行くための最初の「お裁き」の日ですね。

初七日は、本来であれば、葬儀、骨上げから2~3日後になりますが、遠方からの親戚に何度も集まってもらうのは大変なので、葬儀の日に一度に済ませてしまうようになりました。

四十九日

実は、初七日から七日ごとに、この「お裁き」があります。

「初七日(しょなのか)」「二七日(ふたなのか)」「三七日(みなのか)」「四七日(よなのか)」「五七日(いつなのか)」「六七日(むなのか)」「七七日(なななのか)」と続きます。

この7回目の法要「七七日」が「四十九日」にあたります。

四十九日のお裁きは、故人がお浄土へ行けるのか、地獄へ堕ちてしまうのかが決まる大切な日。
だから、親戚一同が集まって後押しをする日なのです。

四十九日は審判が下る「お裁き」の最終日です。

故人の罪を許してもらい、お浄土へ行けるように、しっかり祈らなければいけません。

四十九日の中身

七日ごとの「お裁き」の中身は、仏教的に決められています。

・初七日:泰広王(しんこうおう)により、無益な殺生をしていないか審理する
(ここで三途の川を渡る)
・二七日:初江王(しょこうおう)が盗みをしていないかを審理する
・三七日:宋帝王(そうたいおう)が不貞をしていないかを審理する
・四七日:五官王(ごかんおう)が嘘をついていないかを審理する
・五七日:閻魔大王(えんまだいおう)が来世に、どの六道に行くかを決定する
・六七日:変成王(へんじょうおう)六道のなかで、どういう場所に生まれるかを決定する
・七七日:泰山王(たいせいおう)転生後の性別や寿命を決定し、あの世への行き先が決まる

遺族も大変ですが、亡くなった後もなかなか大変ですね。

最終審議の四十九日で故人の転生先が決まってしまうので、追善法要は当日か、それ以前でなければいけません。
四十九日の法要は、後へずらしてはいけないと言われている理由はこれにあたるのです。

その後、百カ日法要、一周忌、三周忌と法要が続きます。
これらは良い行いを加点していく法要です。

万一、天道や人道へ行けなかった場合でも、ここで追加点を上げることで地獄へ堕ちてしまった魂が救われることもあるそうです。

遺族の行いが、故人の魂を救うので、こうやって脈々と法要が受け継がれてきたのですね。

 

四十九日法要について

四十九日が、思ってた以上に大切な日だとわかりました。
その準備や法要の流れを知って、祈りが故人に届くように心して迎えましょう。

法要の準備

日時と場所を決める

日程は四十九日を過ぎてはいけません。
というか、上記のように過ぎてしまうと意味がありません。

菩提寺の住職と相談して日時を決めましょう。
お寺か自宅で行われます。

案内状を出す

身内や親族は電話などで連絡してもいいですが、故人と縁の深かった人を招待する場合は案内状を出します。
二重封筒を使わないこと、文中に句読点をつけないこと、出欠を教えてもらうこと、これらに注意して用意します。

会食と引き出物

法要後の食事の手配をします。
会食をしない場合は、折詰と小瓶のお酒を準備します。

お招きした方からは、香典やお供え物などをいただくので、それに対するお礼の引き出物も準備しましょう。

位牌を準備する

四十九日の法要の後からは、それまでの白木の位牌から本位牌になります。
当日までに準備しておいてください。

本位牌の完成までには1週間から2週間かかります。
余裕を持って注文しておきましょう。

四十九日までにしてはいけないこと

四十九日は忌明けの日です。
この日を満中陰といい、四十九日を境にして遺族は日常の生活へもどっていきます。

四十九日の間は忌中である中陰なので、実は色々とやってはいけないこともあります。

・結婚式やお祝い事への参加
・正月飾りなどのお祝い事の飾り
・年賀状を出す
・お中元・お歳暮を贈る
・神社への参拝
・新居を構える
・旅行

これらは強制ではありませんが、気持ちの持ちようという部分で避けるように言われています。

 

「法要の不思議!四十九日は裁きの日!?」のまとめ

小さい頃によく聞いた、閻魔様や地獄や三途の川のお話が、こんな風に仏教的な意味を持ち、法要という形で実践されていたとは、新たな驚きでした。

母の葬儀の時は何も知らず、ただお坊さんの「遺族が南無阿弥陀仏と唱えるごとに、故人はお浄土へ近づいていくのですよ」との言葉に従い、一生懸命お念仏をしました。
それは、ある意味間違いではなかったのだと思います。

浄土真宗では、亡くなると同時に故人は極楽往生するという教えです。
四十九日は追善供養ではなく、故人を偲びながら仏教と親しむ期間とされています。

裁かれるかどうかの心配は、あまりしなくてもよさそうです。

四十九日は、大切な家族を失うという壮絶な悲しみを紛らわせるためのものでもあるような気がしてきました。

遺族が故人と向き合い悲しみに浸る期間として、周囲もそっと見守る。
そんな意味もあるのかもしれません。

 

 

 

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